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『藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-』オープニングセレモニーレポート! 藤子不二雄Ⓐ先生コメントやシルバー・クロスのメイキング特写も!!

ライター:秋山哲茂
2018年12月7日更新

各所で話題沸騰&賞賛の嵐! 2019年1月6日(日)まで、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで開催中の『藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-』! 去る10月18日(木)に行われたオープニングセレモニーの模様をレポート。御年84歳、伝説のマンガ王のお言葉を、「ドーン!」とお伝えしちゃいます!! さらに、ペア5組合計10名の方に入場チケットをプレゼント! 年末年始はギロッポンでヘンコレ!! 応募方法は記事の最後に!!

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開催情報

 

【展覧会名】『藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-』

【会  期】2018年10月19日(金)~2019年1月6日(日)

【開館時間】10:00~22:00(最終入場 21:30)

【入場料金】一般/1800円 学生(高校・大学生)/1200円 子ども(4歳~中学生)/600円 シニア(65歳以上)/1500円

【会  場】六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階) 東京都港区六本木6-10-1

【主  催】東京シティビュー、藤子不二雄Ⓐ展製作委員会 特別協力:藤子スタジオ 協賛:富山県氷見市 後援:J-WAVE 81.3 FM

【問い合わせ】東京シティビュー 03-6406-6652(10:00~20:00)

 


 

 

会場となった六本木ヒルズ展望台 東京シティビューには早くから報道陣が大勢おしかけ、予定されていた取材スペースからはみ出す勢い。熱気が高まる中、エントランス内に設けられた舞台上に藤子不二雄Ⓐ先生が登壇。喪黒福造の着ぐるみと対面し、オープニングセレモニーが開始された。

 

幕が取り払われ、モニュメントと等身大フィギュアが現れると先生は「こんなの気持ち悪い。喜ぶ人いるのかね?」とご自分のフィギュアに苦笑。Ⓐの形の中にご自身のキャラクターが散りばめられたモニュメントに関しては「びっくりしました。こんなに描いてたっていうのはね、まったく今思い出さないんですけど(笑)」と会場の笑いを誘った。

 

続いてゲストの宮沢りえさんが登場。会場は一気に華やかな雰囲気に変わり、大きな拍手に包まれた。

 

宮沢さんは「このたびは本当におめでとうございます。先ほど私もちょっと(会場内を)見させていただいたんですけれど、本当に先生の世界観、レジェンドの証が見られてとっても幸せな展覧会でした」とお祝いの言葉を贈った。

 

先生の等身大フィギュアに話を向けられると宮沢さんは笑いながら「似てるんですねぇ~。あのちょっとゴメンナサイ、皮膚のシミなんかまで再現されていてびっくりです」と出来栄えの高さを絶賛。「ここ(会場)に来たら会えるんですもんね」とフィギュアの方を向き「頑張ってくださいね」と、これから数多くの人を出迎えるであろうフィギュアに労いの言葉をかけた。

 

会場の雰囲気を尋ねられると「私もよく六本木ヒルズには来させてもらうんですけど、夜景を見ながら先生の展覧会が見られるというのはとっても贅沢だなと思いました。夜景を見ながら入口に導かれて、会場の中に入ると別世界が広がっていて、そこを抜けるとまた夜景が広がっていて……。現実世界からトリップできるような気がして、すごく素敵だなと思いました」と、ロケーションの良さを誉め、さらに「写真スポットがいっぱいあって、今はSNSなんかで写真を上げる方が多くいらっしゃるので、きっと皆さん嬉しいと思います」と会場内がすべて撮影可能なことをアピールした。

 

ここで藤子不二雄Ⓐ先生から「僕とりえちゃんの関係についてちょっと説明しますけど」と発言が。「僕とりえちゃんは、りえママが元気なころからずっとお付き合いさせてもらっているんです。『りえちゃん』『アビちゃん』と呼び合う関係で、僕はずっとりえちゃんの応援団長を務めていて、毎年4月の誕生会になると僕が最初に挨拶をさせてもらうという非常に光栄な役割をさせてもらっています。今日は特別にお願いして来ていただきました。ありがとうございます」と、改めてお二人のご関係を説明。「今日は『アビちゃん』を封印してずっと先生ってお呼びしてたんですけど(笑)」と宮沢さんが言うと、「先生なんて呼ばれたの初めてでびっくりしちゃった(笑)」と笑い返した。

 

上京から間もなく入居したトキワ荘14号室を再現したコーナーについては「あんまりキレイに再現されすぎちゃってて、本当に昔はおんぼろアパートでしたから」と当時を懐かしんだ。トキワ荘の前に、藤本弘(藤子・F・不二雄)先生と過ごした両国の二畳の部屋については「テーブルを置いて二人で座ると背中が壁にぶつかるんです。夜寝るときはテーブルを廊下に出して布団を敷いて寝るんだけど、僕はチビだからいいけど藤本くんは背が高いから頭がつかえちゃって大変だった」と説明。両国の二畳の部屋からトキワ荘の四畳半に移った時は、「四畳半ってこんなに広いのかとびっくりした」と語った。14号室に入っていた手塚治虫先生が敷金を残したままにしてくれたから移ることができたと嬉しそうに語り、さらに手塚先生が使っていた机も残していってくれたことに対して「僕と藤本くんと並んで描くと、先生のオーラが移ってくる感じで本当にお世話になりました」と改めて感謝の言葉を述べた。

 

「トキワ荘は映画にもなっていますけど、戦後日本の元気がない頃にエネルギーの詰まった人が集まって、みなさんでお酒なんかも飲んだりしたんですよね」と宮沢さんが水を向けると、「僕は新聞社にいたから少しお酒を飲んでいて、テラさん(寺田ヒロオ)なんかは凄い酒豪だったんだけど、僕の相棒の藤子・F・不二雄氏も石ノ森(章太郎)氏も赤塚(不二夫)氏も全然お酒なんか飲めなかったんです。後の赤塚氏を知っていると信じられないけどね(笑)。サイダーを注いでそこに焼酎を一滴たらしたチューダーという飲みものを作ってみんなで盛り上がってね。つのだ(じろう)氏なんかは新宿の十二社(じゅうにそう)に実家があって、そこから毎日スクーターに乗ってトキワ荘まで出勤してくるんです。それでみんなの部屋を回って、元気をもらって、それでまたスクーターでダッダッダッダッと帰っていくんです」と、トキワ荘での日々を懐かしそうに振り返った。「それぐらいトキワ荘にはエネルギーが満ち溢れていたんでしょうね」と宮沢さんが感想を述べると、「日本中から漫画家を夢見て上京した若者が同じアパートに一緒に住んでたっていうのがすごくラッキーなことでしたね。今は一人一人でこもりきりで人と付き合わない人も多いけど、やっぱり人間は人間と付き合わないといけないですよね」と実感のこもった言葉を漏らし、「本当に天才ばっかりが集まって、僕以外はみんな天才でした」と会場を笑わせた。

 

会場内のフォトスポットで、プロゴルファー猿のゴルフクラブを握ったという宮沢さん。実は宮沢さんは最近ゴルフを始めたそうで「あのクラブは飛びそうな気がしました(笑)」と手ごたえを語った。

 

ブラック・ユーモア作品について尋ねられたⒶ先生は「僕のパートナーだった藤子・F・不二雄氏はいつまで経っても少年の心を持ち続けられたから、30、40になっても『ドラえもん』のような作品を描けたけど、僕は高校を出て新聞社に入ったから、そこでいろんなことを覚えるんですよね。あんまりよくないことも覚えて(笑)。子ども向けのまんがを描くのが段々きびしくなってきちゃって、『このまま行くと僕は藤本氏のマネージャーになるしかないかな』なんて考えたりもしたんですけど、そんな時たまたままんがも全体的に成長してきていて、青年コミックというのが出てきたんです。小学館から『ビッグコミック』が創刊されて、編集長から『何か描いてくれないか』という依頼が来て、僕はロアルド・ダールやスタンリイ・エリンといった奇妙な味わいの小説が大好きだったのでそういうものを描いてみようと描いたのが『笑ゥせぇるすまん』の前身の『黒ィせぇるすまん』という作品で、『あっ、この方向ならイケるな!』と思ってガラッと変わったんです」と、自身にとっての転機になった思い出を語った。

 

宮沢さんも「子どもの頃に『笑ゥせぇるすまん』に世の中の善と悪を教えてもらったなという気がします。今考えてもユーモアの中に哲学とか、善悪とかがいっぱい詰まっていて、今読んでもとっても面白いし、クスッと笑ってしまいながらも、次の日になったら『笑ゥせぇるすまん』が出てこないように祈るとかそういうところがあると思います」と感想を述べ、Ⓐ先生は「意図したワケじゃないんですけど喪黒の標的になるのは、ほとんど中年のオヤジばかりなんです。『笑ゥせぇるすまん』を放送していた『ギミア・ぶれいく』って番組は夜遅めの時間帯だったから、オヤジさんたちは飲みに行っててテレビを見てないんですよ。見ているのはお母さんと子どもたちで、変なオヤジがバカやっててこらしめられるのが痛快だっていうので見てくれていたんです。そういう人たちが大きくなってよく声をかけてくれるんですけど、嬉しいですね」と微笑んだ。

 

今回の展覧会でいちばん見て欲しいポイントは?と尋ねられた宮沢さんは「短編集のコーナーもあったりして、自分で読んだことのない作品なんかもたくさん紹介されていたんですけど、これも読んでみたいなと思わされました。今の人たちにも感じるものがいっぱいあるまんが作品がたくさんあると思います。今回の展覧会をきっかけにアビちゃんのまんががよりいっぱいの人に読まれると嬉しいなと思います。いいものは時代が動いても劣化しないというか、紹介されていた作品がとってもキラキラしていたのでそれを皆さんに感じていただきたいと思いますし、本当に若い方たちにはとっても楽しいフォトスポットがたくさんあるので、そちらも楽しんでほしいと思います。あと、67年にもわたって描き続けてあふれ出てくるエネルギーが本当にカッコいいなと思いますし、たくさんの人に見て欲しいですね」と語った。

 

最後にファンに対して挨拶を求められた先生は「手塚治虫先生の『新宝島』を終戦になった2年後に僕らは読んで、これは本当に革命的なまんがで。僕と藤本くんは高岡で読んだんですけど、石ノ森章太郎氏は宮城で、赤塚不二夫氏は新潟で、さいとう・たかを氏は大阪で読んで、十代の少年が手塚先生に憧れて漫画家になるために、先生を追っかけて描き出しました。今は日本のまんがはどんどん進化して、尾田栄一郎さんの『ワンピース』だとか、荒木飛呂彦さんの『ジョジョの奇妙な冒険』だとか、僕らの時代のまんがとはまったく違う進化したものになっています。日本が誇るべきものはまんがだと思うんですよ。これからもっともっといろんな展開をすると思うんですけど、そうやってどんどんどんどん進化して、世界に受け入れられる日本のまんがが作られればいいなと思っています」と日本のまんが作品に対するエールを贈って話を締めくくった。

 

 

◆さてさて、ここからは会場内を駆け足でご紹介。

「変なところにこだわるコメント(変コメ)」付き!

 

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