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『仮面ライダーV3』Blu-ray BOX発売記念 宮内洋&中屋敷哲也 囲み取材レポート

ライター:ハイパーホビー編集部/阿部雄一郎
2017年12月19日更新

 2018年4月より発売される『仮面ライダーV3』Blu-ray BOX。その特典映像の収録に訪れた、仮面ライダーV3/風見志郎を演じた宮内洋さんと、仮面ライダーV3のスーツアクターを務めた中屋敷哲也さんが囲み取材に応じてくれた。

ーーまず最初に、先程映像特典の収録を終えましてのご感想をお願い致します。

宮内 中屋敷さんとは、ちょうど1年ぶりにお会いしました。放送当時から日本全国あちこちをサイン会・トークショーで廻りましたが、1年前に九州福岡でやったんです。そのときのお客様の反応を見ていますと、やはり二人の息が合っているなと肌で感じました。

中屋敷 私は元々影の人間ですから、人前でしゃべるっていうのもそんなに得意じゃないんですよね。緊張ばかりしてまして、どういう風に撮れているのか、どういうふうに出来上がるのか、そっちのほうが心配で。安堵してるときではないですね。ですからまだドキドキしてる。宮内さんが助けてくださりありがとうございます。

ーー何万回も聞かれてることだと思いますが、当時の撮影でこれは危険だった、大変だったことがあれば教えてください。できれば3つずつくらいお願い致します。

宮内 私から参ります。1つ目、初島バケーションランドの港で、僕が何かにやられて海に落ちたんですよね。その上に火をかけられて、向こうの岸に行くのに火の中を潜っていかないといけない。そういうカットだったんです。実際にスタートがかかって潜りました。そうすると、ある瞬間に風向きが変わりました。潜って出られるはずのところに、炎が煽られて、行っても行ってもずっと炎があって、予定よりかなり遠いところで炎のないところに出られました。NGにはなっていないと思います。それがまず死にかけた。炎にとにかくやられた。
 ロープウェイに片手でぶら下がったりすると、皆さん観ていてハラハラドキドキすると思いますが、私は大変な力持ちですので(私自身は)全然ハラハラしてないです。もっとも危ないなと思ったらそんなことしませんけどね。でもいざやると、ちびっこたち、視聴者の方々がハラハラしてくれるだろうというカットが大好きなのが宮内洋です。ロープウェイは後に『秘密戦隊ゴレンジャー』でもやってますが、そういうのが得意中の得意ですね、宮内は。
 次に死にかけたというのは、四国ロケーションですか。爆発の中を飛び越えていって、植え込まれているトランポリンでジャンプした瞬間に、後ろでドドーンと、バカじゃないのっていうくらいの量の火薬の爆発があって。それは画としては最高にものすごいです。本当に大丈夫だったのかというと、あえて言うなれば死んだんじゃないかなって思わせるカットが撮れた、全然僕は死にかけたと思っていませんが。

中屋敷 宮内さんは本当に火薬が大好きなんですよね。ですから風見志郎のときは派手なんですよ。V3より。V3のほうがしょぼいよね(笑)。

宮内 一番最初のOPの、『仮面ライダーV3』って(タイトルと)音楽がどんと来たときのジャンプですね。

中屋敷 本当にね、みんなからよく、マスクを被っていて怖くないのかって言われるんですよ。転げ落ちるとか飛び込むとか。でもこれ、逆なんですよ。バイクでもヘルメット被るでしょう。安全でしょう、被っているほうが。だから安全なんですよ。素肌出てませんから、どこも。宮内さんたち素でやってる人のほうがよっぽど怖い思いをしていると思うし、度胸があるなと思います。俺はマスクを着けずに火薬って言われたらちょっとまってよって言うかもしれない。マスクを被っていれば、ポンポン当たってきても多少痛い程度で怪我はしないから。
 視野だけですね。視野の問題で、3カ所くらいに火薬を仕掛けてあるところに転がっていき、飛び下がったらボンっていうのがあったんです。そのときどこかで何かが狂って、行っちゃいけない火薬の上に自分が行っちゃったんですよね。行きながら止まれないんですよ。「死ぬんだ」って思いましたね。(火薬の)真上にいるから。何もできずに、火薬のところに行ったら何もなくて。「え?」って思ったら、火薬担当の菊池さんがスイッチ入れてなかったんですね。ちゃんとその場所と僕が行った場所を見ていて。打ち合わせ通りにスイッチを入れてたらそのままドカンですよ。これが1つ目の「死ぬのかな」って思った瞬間。
 そんなにたくさんないですが、あとは港にタンカーみたいな貨物船が入ってきて、そこにダンプカーが来て砂利をいっぱい積んでいくのですが、貨物船の高さまでダンプカーが入れるように、スロープを作っていて、そこから地面まで7、8メートルくらいあったか、よくわからないんですが。そこに怪人がいて、走って逃げていくと火薬がドーンとなるシーンがあって。その先は海なんですよ。安易な考え方で、水だから。どこからどう落ちても大したことないって頭があるんです。何の計算もなしに行ったら、ちょうど横っ腹からバシャーンと落ちたんです。そうしたら身体がグワーッとなって、そのときブクブクって沈んでいって、このまま死ぬんだって思いましたね。何秒かだと思うんですが、本当にこのまま死ぬんだって思ったときに、ふと力がわいてマスクを外して急いで上がったら、後からマスクが浮いてきましたね。これが二度目。
 三度目も水なんですが、5、6センチくらいの水位しかない人口の滝なんですけれど、そこにぶら下がって水を被って例によって上から怪人がぶらさがっている手を踏んで、苦しんでいるシーンなんですよ。それが手が水で滑るからってロープで結いていて、カメラからは見えないようにしていて。つまり両手が使えないんですよ。向こうでロープ引っ張っているから。それでテストをして、本番ではマスクをつけて怪人が足でガーッとやって。するとマスクに水が入ってきたんですよ。手は使えないし水は入ってくるから、これはヤバイ、死ぬって思いました。迫力を出すために水をマスクに直接かけていたんです。よく考えれば高さのないところだったので、離れればなんてことなかったんですよね。でもそれが本番中は思いつかないんですよ。「おいやめろ、助けてくれ!」みたいなことを言ってるんだけど、滝の音とそういう芝居だから芝居をしていると思っていたみたいでね。あとで後輩たちに「バカヤロウお前!」って(笑)。死ぬかなって思ったのは、このくらいですね。煙突の上に立っても「死ぬかな」って一切思わなかったですからね。人が思うのと自分が思うのって違いますよね。こっちが大変なときは見ている側は何でもなかったりするんですよね。いつも合致するっていうことじゃないと思うんですよね。私は死ぬかなって思ったのはこれくらいですかね。

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