進撃の巨人90話ネタバレ・考察!エレン達が求めていた謎が解明!

進撃の巨人 ネタバレ 90話別冊少年マガジン

漫画『進撃の巨人』第90話のネタバレ・考察をご紹介していきます。
前回はヒストリアやザックレー司令などを交えた御前会議が開かれました。
その最中にエレンはダイナの事を思い出し、ヒストリアを巨人化させて、自分が摂取すれば『始祖の巨人』の力を扱えるのではないかと気づきましたが…口をつぐんでしまいました。
アニが裏切り者だと判明した時もそうでしたが、エレンは仲間を見捨てたり敵対することを決断しきれないようです。
果たしてエレンはこの可能性を誰かに話すことになるのでしょうか?
エレンが自ら話す前に別のところからその話が出てきて、何故黙っていたのかと怒られてしまいそうな予感もしますね…。
今回も引き続き、会議が行われている場面から始まります。
それでは早速、漫画『進撃の巨人』第90話のネタバレ・考察をお届けしていきますので、最後までしっかりとご覧ください!

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前回のあらすじのおさらい

牢の中に居るエレンと、牢の外にいるアルミンとリヴァイとハンジ。
エレンが呟いた「進撃の巨人」という言葉についてしつこく聞いてくるハンジ。
それを『そういう時期だから』とエレンが15歳であることを理由にはぐらかそうとするアルミン。
そんなやり取りを10日分の罰と言いつつ、リヴァイはエレンを牢から出しました。
元々建前上の理由での懲罰だったので、ミカサもすぐに解放されました。
ヒストリアに宛てられた『ユミルの手紙』より、ユミルの過去が判明しました。
ユミルという名前を与えられ、祭り上げられ、楽園送りにされていたのです。
手紙を読み終わったヒストリアは、エレンたちと共に会議に出席します。
出席者はサシャを除く調査兵団生き残り8人、ザックレー総統、ピクシス司令、ナイルなどです。
会議の最中エレンは父グリシャの記憶を思い出します。
記憶の中のクルーガーは、マーレが無垢の巨人となる『ユミルの民』を根絶やしにするか軍事転用するか棚上げしていると言います。
また、145代目フリッツ王の話について『不戦の契り』という言葉も出てきました。
グリシャの記憶から会議に戻り、そこでは『不戦の契り』とは王家の血を引くものが『始祖の巨人』を宿しても145代目フリッツ王の思想に囚われ残る選択は自死の道のみとなるのではないかとハンジが言います。
エレンはダイナのことを思い出し、思わず叫び声を上げてしまいます。
しかしダイナのことについてはまだミカサにすら話していないようで、上手い言い訳が思いつきません。
そのため、ハンジにまたしても『そういう時期だから』と言われザックレー総統にまで納得されてしまいました(笑。
再びグリシャの記憶に戻ります。
そこでクルーガーはグリシャに、家族など愛する人を作ることで同じ過ちを繰り返さないように言います。
その際口にしたミカサとアルミンの名前に、クルーガーは誰の記憶だろうかと疑問を抱きます。

漫画『進撃の巨人』第90話のネタバレ

明らかになった壁や巨人の真実は、そのまま公表すれば壁中人類に大混乱をもたらすと推測されました。
確たる証拠もないまま調査報告を公表することに異を唱える幹部もいますが、ピクシスはそれを制します。
それではクーデター前の王政と同じではないかと。
民衆に真実を伏せたまま「家畜の安寧」を取り繕うのであれば、革命を起こした意味がありません。
ヒストリアの鶴の一声で、調査兵団が決死で持ち帰った成果はそのまま国民へ公表されることとなりました。
民衆は貪るように新聞を読み、兵団の街頭演説に群がり、この世の成り立ちを知ります。
報道を受けた民衆の反応は様々ですが、だからといって別に今すぐ目の前の生活が変わるわけではないため、暴動や大規模デモが起こる雰囲気はありません。
街で巨人と関わりなく暮らしていた人々からすれば、あまりにも突飛でどう反応すればいいか分からないというのが実態に近いかと思います。
ハンジやリヴァイも軍装ではなくジャケット姿で、ロイたちと紅茶を飲みながら会談する程度には余裕があります。
ロイが言うには、街は「混乱状態」とのことですが、割りと他人事のようにしている人も多そうです。
ムズカシイことは誰か偉い人がなんとかしてくれるんだろう、とでも考えているのでしょうか。
 

フロックの胸中

調査兵団の叙勲式典で、ヒッチも久々に登場しました。
跳ねっ返りの小生意気なギャルだったのが、ちょっと落ち着いて陰のある感じになっていました。
立体機動用の戦闘服ではなく、礼装らしきロングスカートです。
マルロの最期について、彼と轡を並べて囮突撃を敢行したフロックが説明します。
マルロは困難な状況でも仲間を鼓舞し、最期まで勇敢だったと。
ヒッチはフロックと目も合わさず相槌で流していましたが、彼の次の言葉を聞いて目の色が変わります。
「でも最期は…あそこに行ったことを後悔しただろう」と。
ヒッチはその言葉を受けて大きく目を見開いた後、フロックに軽く礼を告げて去っていきました。
フロックの言葉を聞くまで、彼女はマルロをどこか遠い存在だと思っていたのでしょう。
自分とは違う眩しい存在で、理解できなかったはずの彼のことを、同じみっともない人間だと身近に思えた。
ああ、そっかあ、そうだったんだね…と噛みしめるような風情でフロックたちに背を向けるヒッチ。
ヒッチの目元はよく見えませんが、右下に散っている雫は…。
そんなヒッチの胸中を測りそこねた鈍感男子のジャンとフロックは、やっべー、余計なこと言っちゃったかな~と気まずい感じになってしまいました。
気まずさついでにエイヤとばかりアルミンにまで吹っかけるフロック。
あの時アルミンではなくエルヴィン団長を生き返らせるべきだと思ったと、バカ正直にアルミン本人へ告白します。
そう思ったのは自分だけでなく、事後報告を受けた他の兵団幹部たちも同様だったと威を借りて畳み掛けるフロック。
アルミンが選ばれたのはリヴァイとエレンが巨人化薬を私物化し、感情的になって合理性を欠く判断をしたからだと、かなり厳しい口調で(なぜかアルミン本人を)責め立てます。
やはりフロックは腹に相当溜め込んでいますね。
アルミンをかばうエレンと、いつものようにケンカの仲裁に入るミカサ。
そこでフロックが放った言葉はミカサの心をえぐります。
ミカサは大人だったよな、最終的には(アルミンを)諦めたんだから…と。
さらに仲裁しようと割って入ったジャンとコニーにまで、お前らあん時は何もせずボーッと見てただけだよな!と全方位射撃をかます狂犬フロック。
青ざめた顔で、俺ら一兵卒にも値踏みする権利くらいあるだろと訴えるフロックを前に、ジャンは何も言い返せませんでした。
それはジャン自身がかつてエレンに発した問いと同じだったからです。
お前は自分の命を使うに値する存在なのかと。
今回フロックは嫌な役回りですが、言っていることは至極正論です。
客観的・合理的な視点で言えば、エルヴィンはまだ生きてやるべきことが山ほどありました。
調査兵団が壊滅した今、手腕が必要とされるのはエルヴィンで間違いありません。
エレンとリヴァイが各々の友情にほだされた結果がアルミンの助命だったわけですから、フロックの言い分は実に当を得ています。
その場の大勢が痛いところを突かれて押し黙る中、終始無言だったアルミンも所在なげにフロックを支持します。
自分ではなく団長が助かるべきだったと。
気持ちは分かりますが、それを言ったらリヴァイの立場がありません。
なにが正しい選択かなんて分からないと取り繕うエレンと、柱の陰から聞き耳を立てるリヴァイ。
この二人は重大な決断を後悔した経験があり、結局は自分が信じる方を選ぶしかないと知っています。
後から結果論でああすればよかったと語るのは簡単ですが、決断の瞬間は誰にも未来は分かりません。
本作の今後においても、このままでは救われないアルミンの魂に対し、彼が生かされて良かったと思える場面がきっと来るはずと信じましょう。
壁の外には自由が広がっている、海を見に行こうぜとアルミンを励ますエレンですが、同時に脳裏をよぎったのはグリシャが妹と一緒に収容区の外へ抜け出した日の悲劇でした。
犬に食い散らかされたフェイの遺体。
壁から出ても、己に力がなければ捻じ伏せられてしまう。
そんな暗示を予感させます。
 

一年後

トロスト区の壁に設置された、巨人処刑マシーンを覚えておいででしょうか。
エレンの硬質化能力で作った2枚の板の間に囮役の人間が入り、巨人が寄ってきた所へ巨大樹の丸太槌を落とし、重さで巨人の脊髄を潰して始末する装置です。
囮の周辺は壁材が網のように巡らせてあり、巨人は手が届かずつっかえるようになっています。
この発明によって人類は安全確実、弾薬の消費なしで巨人をバッサバッサと刈り取れるようになり、およそ1年が経ちました。
ウォールマリア内の巨人は全て掃討され、シガンシナ区の避難民に帰還が許可されました。
特に描かれていないので、調査報告を公表したことによる大きな暴動や内乱もなかったのでしょう。
巨人はもともと人間だったんだよ、と知られれば巨人愛護運動でも起こりそうなものですがそれもなく、淡々とぶっ殺し続けたようです。
さらに、シガンシナ区の外へ出る壁外調査も行われました。
これはシガンシナ襲撃以来となりますので、作中では6年ぶりになります。
驚くべきことに、パラディ島にいた「無垢の巨人」の大半は人間に惹かれてウォールマリア内へ侵入してきたらしく、その全ては処刑済みでした。
つまり壁外にもほとんど巨人の姿はありません。
少し髪が伸びて毛先に動きがついたエレンはグリシャの記憶を頼りに馬を飛ばし、あっさりとマーレの処刑場に到着します。
その先には生まれて初めて見る「海」が広がっていました。
裸足になり海岸ではしゃぐ104期の面々。
エレンはこの風景が父の記憶と合致していることを確認し、海の向こうに敵国があることを改めて認識します。
敵を全部殺せば自由になれるのか?などと物騒なことを言い出す主人公、まだまだ展開が読めません。
 

漫画『進撃の巨人』第90話の感想

おおお!!海に着いたー!という気持ちでいっぱいです!
この場面でのアルミンとミカサは、見ていて幸せな気持ちになれましたよ!
本当に、最高な90話となっていました!
ただ、エレンが見ているのは壁の向こう側ではなく、海の向こう側のようでした。
エレンの目的は、まだまだ先にあるのだなと感じましたね。

漫画『進撃の巨人』第90話 読者の感想・評判は?

 

まとめ

進撃の巨人 ネタバレ 90話
出典:https://the4.ch/wp-content/uploads/2017/01/rpg9i.jpg
漫画『進撃の巨人』第90話のネタバレ・考察をお届けしてきましたが、如何でしたでしょうか?
ジャンが以前言ったことと同じようなことを言うフロックの姿には、思わずおお…と感心してしまいました。
以前自分が言ったことを言われたジャンの心境はどうだったのでしょうか?
調査兵団の面々も、戦いを経て様々な事実に直面し、少しずつ以前の彼らと変わってきているというのが伺えましたね。
更に、エレン達も読者たちも待ち望んでいた、海へとたどり着きました!
はしゃぐ面々と海水を毒かもしれないなどというリヴァイのやり取りにクスリとさせられました。
しかしそこには希望ばかりがあるわけではなく、エレンの言葉からも更なる戦いが巻き起こりそうな予感が…!
これからの展開が待ち遠しいですね。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました!

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