帝一の國の評判・評価、口コミ
帝一の國は学園ものや政治、ギャグといった要素満載の漫画作品で、ヴォイスコミックや映画に舞台と、様々な形でファンに愛されている作品でもあります。
帝一の國は電子書籍でも提供されているので、より幅広い層の目に留まったり、新たなファンを獲得する結果に至っています。
帝一の國の評判は純粋に面白くて、男性も女性も問わず笑える内容が満載と口コミなどで好評です。
昭和を思わせる物語の舞台や主人公と友人の魅力的な関係性など、評価が高い部分は多岐にわたります。
近年は、原作の漫画以外の作品から原作に興味を持ったファン層も多く、全巻をまとめ買いしたという人も少なくないです。
また立っているキャラクターはいずれも個性的で、それぞれが魅力を持っていると評判です。
独特な絵柄は漫画を読む人を選びますが、一度読み始めると面白い内容の方が勝り、いつの間にか気にならなくなると評価されています。
つまりそれだけ内容が価値を秘めている証拠で、食わず嫌いならぬ読まず嫌いで読まないのは勿体ないといえるでしょう。
高評価と根強い人気の秘密は作風にあって、癖はあるものの他の作品では楽しめない漫画だといわれています。
原作は2010年の発表以降、約6年間にわたって発表が行われてきました。
2017年には事実上の完結編が発表されたので、帝一の國は完結した作品として認識されています。
続編を望む声もなくはないですが、既刊だけでも十分に楽しめる要素が満載ですし、読み応えもあるので今から読み始めればどっぷりと作品に浸かれるはずです。
全14巻に全てが含まれているので、紙の本だと嵩張る恐れがありますが、電子書籍ならコンパクトに持ち歩けます。
しかも購入してすぐに読み始められますし、全巻を持ち出せるので、紙と比べて利便性に長ける電子書籍をおすすめします。
帝一の國のあらすじ
コミック帝一の國のあらすじは、昭和時代に赤場帝一が総理大臣を目指し、自らの国を作るという野望を人生の目標に定め、エリート学校に通うところから始まります。
彼の通うエリート学校は全国屈指の頭脳派揃いで、800人ものエリート学生が集っています。
そこで彼は日本一の超名門、海帝高校の生徒会長になることを決めるのでした。
政財界に強力なコネクションを持ち、生徒会長を務めた者には将来の内閣入りが約束されるといわれる海帝高校を舞台に活躍する、彼の姿が見どころとなります。
まずは足掛かりとしてクラスのルーム長の座を狙いますが、そんな中で帝一は次期会長の有力候補、氷室ローランドに見込まれます。
いきなり生徒総会で大役を任されることになりますが、彼を敵視する東郷菊馬によって妨害を受けます。
何とか妨害を乗り越えながら、帝一は無事に二学期を迎えることに成功しますが、次期生徒会長選は熾烈を増していきます。
帝一は東郷菊馬と共に、氷室ローランドから強敵の草壁を次期候補者から消すように命じられます。
これは極秘任務ですが、帝一は対立する東郷に先手を取られてしまうのでした。
氷室は公約により運動部系の票獲得に乗り出し、演説で一気に手中に収めようとします。
一方、帝一は選挙戦中に開催される海帝祭の開会式と、実行委員を任命されることになります。
海帝祭を成功させて氷室に票を集めることはできるのか、今こそ将来の総理大臣を目指す手腕が問われる時です。
次期生徒会長選は、大鷹が森園を会長にすると宣言したことにより風向きが変わり始めました。本田と森園を組ませ、億章同盟を結成して起死回生を狙う大鷹が動き出します。
その頃帝一は、氷室の為に奔走を続ける状況において、彼との関係性や距離感に違和感を覚えることになります。
父から明かされる氷室との敵対関係、そして混迷する選挙戦の行方、揺らぐ帝一の決断と進む道から目が離せないです。
帝一の國の主要人物紹介
帝一の國の主人公赤場帝一は、総理大臣になって日本を世界一の国にするという、壮大な夢を思い描く人物です。生徒会長の座を狙う野心家で、同時に何事についても勝負に負けたくないという負けず嫌いでもあります。
通産省官僚の父にまつわる因縁は後に、ライバルの登場や裏切りの発生に繋がっていくことになります。
帝一の親友榊原光明は、中学時代に生徒会副会長を務めていた経歴を持ちます。
親友に助言をする良き理解者で、どのような決断をしても反対しない姿勢を貫きます。
人生の伴侶ともいえる信頼関係を築いているので、帝一とのやり取りは微笑ましく、時に友情が作品を読む人の心を熱くします。
大鷹弾は明るく実直な好青年ですが、父親と死別していたり、病気の母を養う為にバイトを掛け持ちしている苦学生でもあります。
努力家で学力はトップクラスで、全幅の信頼を寄せる森園とはプライベートでも仲の良い関係です。
帝一は当初、大鷹のあまりの表裏のなさに野心を隠し持っていると疑っていましたが、選挙戦を通じてお互いを高め合い、やがて友情が目覚めて深まることになります。
通産省事務次官の父を持つ東郷菊馬は情報収集能力の高さを強みとする一方、卑劣な策を用いて相手を貶めようとする性格で、帝一に敵対心を抱いています。
大鷹が森園と組ませようとした本田章太は、自己主張をしない引っ込み思案な性格ですが、説得を受けて後に森園派の一員として活動を始めます。
氷室ローランドはアメリカ人の父を持ち、勝つ為の手段を選ばない容赦のない人物ですが、カリスマ性を活かして味方を増やしています。
帝一に対しては下僕ながらも愛情を持って接していましたが、お互いの父同士の因縁を知った以降は複雑な感情を抱き始めます。
利用するだけ利用して切り捨てると決めたことが仇となり、それを察知した帝一の離反を招きます。