亡国のマルグリットの評判・評価、口コミ
「亡国のマルグリット」は、すもももも先生による王道ファンタジー作品です。
ヒロインは様々なピンチに遭遇しながらも祖国であるルナリアで起こった事件の謎に迫り、祖国のためにできることを考えながら成長していく物語といえるでしょう。
現実離れしすぎたファンタジー作品は好みがハッキリと分かれてしまいますが、王道で実際にどこかの国で起こっていそうな物語なので引き込まれる人が多いです。
登場人物を魅力的に感じている人も多いようです。
ヒロインのマルグリットに芯があること、養父のクリストフの強さや優しさ、レオの儚げなミステリアスさとその裏に秘めたものなど、登場人物の魅力にハマってしまう人も少なくないです。
5段階評価では5をつける人が非常に多く、そうでなくても4をつける人がほとんどだと見受けられます。
普通以下の評価はほとんどなく、普段はファンタジーを読まないという人でも、ついつい読み進めてしまったという口コミ・意見が多くあるようです。
「亡国のマルグリット」は現在も続いている作品であり、新刊の発売を毎回楽しみにしている人がたくさんいるほど人気があります。
紙媒体のコミックも出版されているのですが、コミックの発売と同時にすぐにでも読みたい人が多く、スピーディーに読める電子書籍で購入する人が多いように感じます。
1巻目を読んだり試し読みを行ったりして、興味を持った人がそのまま電子書籍で一気読みしてしまうことが多いようです。
少女漫画ではありますが女性だけではなく男性にもこの漫画のファンが多く、男性からの評判も非常に高いと言えます。
男性向けのバトル漫画ほどではありませんが、つい熱くなってしまうような展開なので男性からも人気があると言えるでしょう。
亡国のマルグリットのあらすじ
「亡国のマルグリット」のあらすじとしては、まずマルグリットがクリストフに助けられるところから始まります。
このとき、マルグリットはルナリア王国の幼い王女ですが、祖国のルナリアを突然襲撃した者たちに追われてエルベ村までやってきました。
クリストフは息子を亡くして弔った帰りにマルグリットを発見し、上手く追ってから匿います。
亡き息子の名をマルグリットに与え、クリストフの息子のニコラとしてマルグリットはエルベ村で生活を続けていくというのが序章です。
10年ほど経った頃、マルグリットは金細工師見習いのルネとその護衛のレオを助け、傷を負ったレオの回復を待って2人はエルベ村を旅立ちます。
2人の登場でクリストフはマルグリットの男装はそろそろ無理があると感じ、女の子として街で暮らすように勧め、彼女もそれを受け入れて新生活がスタートしました。
クリストフの妻の友人であるエステルの店で働きながら暮らすマルグリットですが、ルネとレオに再開し、女の子であるとバレることはありませんでしたが、女装した男の子だと思い込まれてしまいます。
ルネとレオと顔をあわせるようになったのと同時期に、ルナリアの騎士の生き残りがルナリアを襲ったロレンディアの現王女を襲撃し、マルグリットは同胞を助けようとしますが最終的に共犯の疑いをかけられることになるのです。
馬車の中にいる顔も見えない少年から助けられ、無事逃れることができますが、その後は実はルネが王子であることを知ったり、祖国が襲撃を受けた謎を探ったりすることで話が進められます。
コミックはまだ終了しておらず、今後も様々な謎が解き明かされたり、魅力的な登場人物の活躍を見守ったりすることができるでしょう。
亡国のマルグリットの主要人物紹介
ヒロインのマルグリットを中心に「亡国のマルグリット」のストーリーは進んで行きます。
まず、マルグリットはルナリア王国の王女であり、祖国が襲撃されたときに命からがらエルベ村へと逃げてきたヒロインです。
エルベ村で保護されてからは男の子として生活しますが、優しさを忘れない素敵な人であり、初めて出会ったルネやレオもマルグリットに対して好感を持ちます。
ルネやレオ、祖国の騎士のピンチには身体を張って助けようとするところがあり、無茶してしまう部分にハラハラさせられることも多いはずですが、正義感のある芯の強い女性であるところに魅力を感じる読者が多いです。
男の子として育てられたマルグリットですが、ふとしたときの行動や表情に女の子らしさがあるので、そういった部分に好感を持つ人も多いでしょう。
クリストフはマルグリットの養父であり、祖国から逃げ出してきたヒロインを保護する正義感と優しさのある男性です。
とても強い力を持っており、家族や仲間がピンチのときには剣を振るわずとも救い出すほどの強さがあります。
ルネはエルベ村を旅していたときにマルグリットたちと出会う少年で、実はマルグリットの祖国を襲撃したロレンディアの王子です。
ヒロインが女であることを知られないために水浴びを断るものの護衛のレオが強く勧めたとき、困っているヒロインの様子を見てキッパリとレオを止めるほどの優しさを持っています。
フワフワとした印象の柔らかいイメージがありますが、ここぞというときには男らしく振舞うことができるキャラクターです。
他にも護衛のレオやマグリットが街でお世話になるエステル、クリストフの従卒であったヤンなど、個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。