離婚してもいいですか? 翔子の場合の評判・評価、口コミ
「離婚してもいいですか?翔子の場合」は、野原広子先生による漫画です。
どこの家庭でも起こり得る問題が描かれており、とても話題となった作品だと言えます。
野原広子先生はコミックエッセイでデビューし、その後も現実に起こっていてもおかしくない家庭の問題を題材にしている漫画家だと言えるでしょう。
そのため、同じような悩みを抱えている人から支持を得ており、SNSなどで話題となっているだけではなく、購入サイトでは高い評価がつけられています。
登場人物にイライラしてしまったなどの理由で低評価が付けられることはありますが、ほとんどの人は5段階評価中の5か4をつけているほど人気です。
読んだ人からは主人公に感情移入してしまった、実際にこのような問題で悩んだことがある、他にも同じような状況の人がいるのだろうと分かって安心したなどの口コミ・コメントがついています。
とても評判の良い漫画ですが、これを読むのであれば電子書籍を購入することがおすすめです。
SNS上で話題となったことや、各種まとめサイトで紹介されたことをきっかけに単行本を購入する人が増えており、書店ではすぐに購入できないことも多いと言えます。
また、夫婦の不仲などを扱った作品なので、読んでいることを家族に知られたくないと感じる人も多いはずです。
電子書籍であればコッソリと読むことができますし、単行本と違って部屋に置いておく必要がないので、家族に知られたくない人にもピッタリの購入方法だと言えます。
この作品は何度も読み返している人が多いので、電子書籍であれば簡単に読み返すことができるという点もおすすめポイントの1つです。
便利な方法で購入して、人気の作品を楽しんでみると良いでしょう。
離婚してもいいですか? 翔子の場合のあらすじ
このコミックは、表面上は幸せそうな夫婦の裏側が描かれた作品です。
あらすじとしては、いつもニコニコしている妻の翔子は実は夫の淳一が嫌いという話から物語がスタートします。
出産を機に子供が大きくなるまでは専業主婦になりたいと申し出た翔子に対して、淳一はオッケーを出したのですが、これをきっかけに夫は仕事、妻は育児と家事という役割分担ができてしまうのです。
もともとそれほど要領が良くない翔子はワンオペ状態で育児と家事をすることになり、家のことで疎かになる部分が出てきてしまいます。
すると、淳一は「家にいて何をしていたのだ」と言い放ち、夫婦の間には少しずつ溝ができることになりました。
翔子は笑顔を保ちつつ頑張ろうとしますが、淳一は仕事の休憩中に同級生の女性に再会します。
その女性はシングルマザーなので掛け持ちで仕事をしていますが、淳一には同級生が妻よりも魅力的な女性に思えてしまうのです。
夫からの誰かと比較されるような言動に心が傷つけられた翔子はついに心療内科に通うようになりました。
その結果、自分が周囲から怒られないようにニココニするようになった理由に気づいたり、夫と別れるために働きに出ようと決心したりすることができるという流れで話が進んでいきます。
翔子は自分から変わろうとすることで様々な発見が得られ、そこから夫に対する最終的な決断をくだします。
コミックでは最終的な決断をくだすまでの物語が描かれているだけではありません。
その5年後の翔子のストーリーまで見ることができるので、最後まで見逃すことができない作品だと言えるでしょう。
翔子視点と淳一視点の両方で話が描かれており、両方の気持ちを知りながら読み進めていくことができます。
離婚してもいいですか? 翔子の場合の主要人物紹介
「離婚してもいいですか?翔子の場合」には様々な登場人物が出てきますが、主要人物は主人公夫婦だと言えます。
主人公の翔子は会社勤めを行っていましたが、昔から要領が悪く家庭を守ることに専念したいと考えていました。いつもニコニコしていると周りから思われていますが、その裏では夫に対する不満を抱えており、夫にバレないようにポツリと悪口を言うようなこともあります。
翔子の性格は幼い頃の家庭環境によって形成されており、このことは自分自身のことを見直すために重要なカギとして描かれているほどです。
夫に頼って生活しているというイメージを持つかもしれませんが、最終的には自分も働きに出るなど、意外と芯が強い部分もあります。
物語の最初と最後では違った印象を抱くことになるでしょう。
主人公の夫も主要人物であり、淳一という名前です。淳一は会社勤めをしていますが、専業主婦になった妻に対して不満を抱くようになります。
同僚の奥さんは働いている、同級生はシングルマザーで全て自分の力で行っているなど、妻は働いていないのに家のことが不十分などと、様々な要素から妻に対する不満を溜め、ひどい態度をとるような性格です。
育児に対しても非協力的であり、自分は仕事をしているのだからという理由で、子供の花と優に対して自分が育児を行う必要はないと思っています。
妻が新しく仕事を始めてからも自主的に協力しようという動きは見られず、翔子とは対照的だと感じられるはずです。
この他にも、翔子の弟のナオ、淳一の同級生である室井さん、淳一の姉である佳織などのキャラクターが登場します。
それぞれ、物語に対して重要な役割を果たしているキャラクターだと言えるので、要チェックです。