ちはやふるの評判・評価、口コミ
ちはやふるは女子高校生を中心に、百人一首を使った競技かるたがテーマとして描かれる作品です。
基本的に少女漫画らしい繊細な絵柄が特徴で、電子書籍で読んでもその魅力は薄れることはないでしょう。
そして競技かるたという一般的とは言い難い特殊なテーマですが、その界隈がリアルに描かれているのが特徴です。
具体的にどのような大会があって、頂点に立つにはどうすれば良いのかが、ストーリーと共に詳しくわかります。
また登場するキャラクターが個性豊かなのが特徴で、主要ではない人までスポットが当たることが多いです。
魅力的な個性に加えてそれぞれのストーリーがしっかりしていることで、全体的に厚みがあります。
そのような理由から、読んだ人の口コミなどの評判は良く、評価は高めです。
またテレビアニメ化や3度に渡る実写映画化がされるなど、数多くの分野でも活躍している作品です。
さらにちはやふるをテーマにした百人一首の大会が何度も開催されるなど、社会的な影響力は非常に大きいです。
そんなちはやふるは少女漫画として連載されていて、もちろん恋愛要素も含まれていますが、それよりもスポーツとしての競技かるたの要素の方が強いです。
そして強い相手との勝負であったり、部活動に真剣に取り組む様子が描かれます。
そのためスポ根ものの少年漫画のような評判を受けることも少なくありません。したがって男性でも読むことができる少女漫画の代表例に挙げられることも多いです。
ただ単行本の表紙を始めとして、あくまでも女性向けらしい雰囲気を纏っているため、男性が実際に読むまでのハードルが高いという点もあります。
けれどスポーツもののテーマが好きであれば、一度読んでみると幅広い人が楽しめる可能性があります。
ぜひ、いつでも好きな時にスマホやタブレットで読める電子書籍で読んでみてください。
ちはやふるのあらすじ
電子コミックとしても読むことができるちはやふるは、綾瀬千早という女子高生が主人公です。
小学生だった千早は、ひょんなことから同級生の綿谷新から競技かるたを教わり、同じく同級生の真島太一と共に3人制の大会へ参加します。
そしてそのことで大きな影響を受けた千早は、新や太一とは別の中学に進学した後も精力的に活動します。
高校生になってからは太一と再会し、競技かるた部を立ち上げて本格的に活動を始めます。
ただ競技かるたという特殊な部活であるため、部員は中々集まりません。
しかし異なる情熱を持った仲間を見つけ、高校生大会への出場へと漕ぎつけます。
部活は全国レベルへと発展し、千早は大会の会場でクイーンである若宮詩暢と出会い、強い意識を持ちます。
そして漠然と競技かるたが強くなりたいというだけだった目標が、打倒クイーンで世界一になるというものへと変わっていきます。
その一方で福井に進学していた新は、とある理由から競技かるたを辞めてしまいます。
また太一の方は名人と出会い、千早と同じように対抗意識を抱くようになります。彼らも最終的には、打倒名人を目指すようになります。
そして高校の部活の方は、全国大会での優勝を目指しながら、部員不足に悩まされたり、癖のある新入部員などの課題に立ち向かっていきます。
他校と交流する機会も多く、それぞれ切磋琢磨しながら強さを追求していきます。
そうして高校生としての優勝とクイーンへの挑戦、さらに高校生ならではの将来や恋愛事情を絡めて進んでいくというあらすじです。
また千早を含めた高校生だけではなく、所属するかるた会であったり対戦相手の社会人など、ストーリー上で関わる大勢の人にスポットが当てられます。
ちはやふるの主要人物紹介
ちはやふるの中心となるのは3人で、1人はもちろん主人公である綾瀬千早です。
小学生で競技かるたを始めてから情熱を得て、高校に入学してすぐにトップクラスであるA級へと進級します。
そんな千早に思いを寄せるのが同級生の真島太一で、イケメンなので非常にモテますが、心は千早一筋です。
男らしくリーダーの素質を持っているため部活では部長を務め、数多くの人のサポートをすることも多いです。
千早と太一と同級生である綿谷新は、永世名人を祖父に持ち、その祖父のスタイルを受け継いだ形でプレイをします。
一度は競技かるたそのものから遠ざかっていましたが、再開して頭角を現すようになります。
そしてちはやふるの中で強大な存在として描かれるのは、競技かるたのトップであるクイーンの若宮詩暢と名人の周防久志です。
若宮詩暢は中学3年生でクイーンになったという実力者で、百人一首の札1枚1枚と友情関係を持ち、それを回収するというスタイルを持っています。
また千早とは私服がダサいという共通点があります。
周防久志は同じ一文字であっても、感覚の鋭さから違いを聞き分けることができる能力を持っています。
どちらも一般人とは良くも悪くもかけ離れた個性を持ち、なおかつ競技かるたが非常に強いため人気が高いです。
その他には千早と太一の部活の部員も高頻度で登場します。
肉まん君と呼ばれる西田優征は幼いころから競技かるたをしていて、太一と負けず劣らない実力があります。
そして勉強ができる駒野勉は、その頭の良さを生かして初心者ながらも高い上達力を見せます。
また競技かるたに使用される袴に魅力を感じた大江奏は、主に部を支える形で活躍します。
ちはやふるでは部活がメインになる部分も多いため、この3人も欠かせません。