極主夫道の評判・評価、口コミ
おおのこうすけ氏の漫画『極主夫道』の電子書籍版を読んだ読者の評判では、ストーリーのテンポが良くて面白いという口コミや意見が多数を占めます。
ユーザーの評価も上々で、1巻からずっと読み続けているという読者も少なくありません。
この作品は一見すると極道モノの漫画かと思えてしまいますが、ストーリーを読むと普通の主婦が日常生活で経験するような事を面白く描いているという特徴があります。
この漫画のタイトルやキャラを見ると男性向けの極道モノに見えるかもしれません。
しかし、よく読んでみるとメインテーマはヤクザの世界ではなくて多くの人が経験するような日常生活が取り上げられています。
このため、どのような年代・立場の方でも楽しめるようなストーリー構成となっています。
極主夫道がウェブコミックサイト「くらげバンチ」(新潮社)で連載が開始されたのは、2018年2月23日で3年ほど前です。
その後にあっという間に人気が出て、2020年の10月には日本テレビ系列でテレビドラマ化されて地上波で放送されました。
テレビドラマの放送開始後は発行部数を大幅に伸ばし、2020年11月時点の累計発行部数は300万部を突破したほどです。
極主夫道のストーリー構成は万人向けのコメディー漫画ですが、生活費を節約するためのコツや家事の手間を省くためのテクニックなども織り込まれています。
そのため、日常生活でストレスを感じている方や家事に不慣れな方にも是非オススメの作品です。
極主夫道は読んでいて思わず吹き出してしまうことが多々あるぐらい面白いと思います。
電子書籍だと、置き場所を取らず、すぐに読み返せるのでおすすめです。
極主夫道のあらすじ
極主夫道の電子コミックは出版されてから3年以上が経過していて、多くのストーリーがあります。
ここでは場面設定や簡単なあらすじをご紹介します。
極道の世界で伝説となった最凶のヤクザ「龍」(元辰崎組)は、現在はヤクザの世界から完全に足を洗って専業主夫として堅気の生活を送る日々が続いています。
ところが以前に所属していた辰崎組がピンチに遭ってヤクザ同士の抗争に巻き込まれそうになります。
また、妻の美久の所属するママさんバレーの試合に加わった際に数々のエピソードが展開されています。
日常生活では龍は専業主婦(主夫)として振る舞おうとします。
しかし、何か事件があると最凶ヤクザであった頃に身に着けたであろう技や能力を発揮してトラブル解決をさせられる羽目に遭うというパターンが多いです。
主人公である龍は、何かのトラブルが起こった時は元極道、別の時はごく普通の専業主婦というように、2つの顔をテンポよくコミカルに切り替えながらストーリーが展開されていきます。
主人公の龍は普段の生活では頼りない主夫ですが、大事件が起こった時はヒーローとして活躍する場面が見どころです。
この作品で得に面白いと感じるのは、主人公である「龍」のヤクザ時代の振る舞いが随所に表れて周囲の人を驚かせてしまう場面でしょう。
龍はヤクザの世界から完全に足を洗ったので、普段の生活では堅気であろうと一生懸命努力をします。
それでも時々かつてヤクザだった頃の「顔」が出てしまったりします。
また、句会に呼ばれた時に無意識のうちに歌に「カチコミ」と詠んでしまったりして周囲の人々を驚かせてしまうことがあります。
メインのストーリーとは少し外れる場面で、良い意味で周囲の雰囲気を壊すようにエピソードが楽しめるという点が笑えるでしょう。
極主夫道の主要キャラクター紹介
主人公は元最凶ヤクザで現在は専業主夫の龍(たつ)で、キャリアウーマンの美久と結婚したのを機に完全に足を洗いました。
普通の一般人として平穏な日々を過ごしており、エプロンをかけて可愛いキャラ弁を作ったり料理や家事をして過ごす毎日です。
主夫としては完璧で、家事全般やスーパーの特売や町内会のイベントなどの情報に精通しています。
それでもヤクザ時代に使っていた業界用語(隠語)が出て来ることがあり、周囲の人を驚かせてしまうこともあります。
美久(みく・26歳)は主人公「龍」の妻で、バリバリのキャリアウーマン(デザイナー)として普段は仕事をしています。
彼女は仕事はできるものの、料理をはじめとする家事については超大雑把です。
ゲーム・アニメ好きであり、コーラの愛飲者です。
極主夫道では龍と美久に加えて、ヤクザ時代からの龍の知り合いの雅(まさ)も多く登場します。
雅は龍と同じく元辰崎組の構成員で、ヤクザ時代は龍の舎弟でした。
現在はヤクザの世界から完全に足を洗い、堅気として生活しています。
主夫である龍のライバルは虎二郎(とらじろう)で、かつては「剛拳の虎」と呼ばれた超武闘派の元ヤクザです。
彼はヤクザ同士の抗争でかつて鬼瓦刑務所で服役した経験があり、出所後は所属していた組が解散したのを機に足を洗いました。
足を洗った後の虎二郎は、キッチンカーでタピオカティーやクレープなどを販売しながら生活をしています。
虎二郎は料理が上手で、龍と互角に張り合うほどの腕前を持っています。
極道モノの漫画に必ずといっていいほど登場するのは、街のお巡りさん(警官)です。
極主夫道で龍の住む街にも2人1組の警官がいて、町内のパトロールをしている時に龍に職務質問をすることがあります。