「iPhoneの画面右上に緑の点が出ているけど、これは何?」「オレンジの点が出ていて気になる」—急にこのような点が表示されて不安に思った方は多いはずです。
まず安心してください。この点はiPhoneが意図的に表示しているプライバシー保護機能のサインです。「カメラが使われている」「マイクが使われている」ことをユーザーに知らせるための表示です。
この記事では、緑の点・オレンジの点の意味・どのアプリが原因か確認する方法・消し方・よくある疑問・プライバシーを守るための設定管理まで順番に整理します。
iPhoneの画面右上に出る緑の点・オレンジの点とは何か?

「レコーディングインジケータ」と呼ばれる機能の概要
iPhoneの画面右上に表示される緑の点・オレンジの点は、正式には「レコーディングインジケータ(カメラ・マイク使用中インジケータ)」と呼ばれる機能です。
この点が表示されているとき、iPhoneのカメラまたはマイクが何らかのアプリによって使用中であることをユーザーに知らせています。ユーザーの許可なくカメラやマイクが密かに使われることを防ぐための視覚的な警告です。
iOS 14から導入されたプライバシー保護機能である理由
この機能はiOS 14(2020年リリース)から導入されました。それ以前はアプリがバックグラウンドでカメラやマイクにアクセスしていても、ユーザーが気づく手段がほとんどありませんでした。
iOS 14以降はアプリがカメラ・マイクにアクセスした瞬間にインジケータが表示されるようになり、ユーザーが常に「今、何かが使われている」ことを把握できるようになりました。Appleが強化するプライバシー保護ポリシーの一環として導入された機能です。
緑の点とオレンジの点はどこに表示されるか
ノッチ搭載モデル・Dynamic Island搭載モデルでの表示位置の違い
| モデルの種類 | 表示位置 |
|---|---|
| ノッチ搭載モデル(iPhone X〜iPhone 14) | 画面右上・ノッチの右側のステータスバー |
| Dynamic Island搭載モデル(iPhone 14 Pro以降) | Dynamic Island(パンチホール周辺)の内側に表示 |
| ホームボタン搭載モデル(iPhone SE等) | 画面右上のステータスバー |
Dynamic Island搭載モデルでは、緑・オレンジの点がDynamic Island内部に組み込まれるように表示されるため、見た目が従来モデルとやや異なります。ただし意味・役割はまったく同じです。
緑の点とオレンジの点それぞれの意味【2色の違いを正しく理解しよう】

緑の点が表示される意味|カメラが使用中であるサイン
緑の点はiPhoneのカメラが使用中であることを示します。カメラが起動しているとき、またはカメラとマイクが同時に使用されているときに表示されます。
カメラとマイクが同時に使用されるビデオ通話アプリでの表示例
緑の点が表示される典型的なシチュエーションは以下のとおりです。
- FaceTimeでのビデオ通話中
- Zoom・Google Meet・Teams などでビデオをオンにして会議中
- InstagramやTikTokでの動画撮影・ライブ配信中
- iPhoneのカメラアプリを起動しているとき
緑の点が出るアプリの種類と典型的なシチュエーション
カメラを使用するアプリ全般で表示されます。ビデオ通話・写真・動画撮影・QRコードリーダー・バーコードスキャナー・ARアプリなど、カメラへのアクセスが必要なあらゆるアプリが対象です。
オレンジの点が表示される意味|マイクのみが使用中であるサイン
オレンジの点はiPhoneのマイクのみが使用中であることを示します。カメラは使っていないが、音声・録音機能だけが動作しているときに表示されます。
カメラを使わずマイクだけを使うアプリ(音声通話・録音など)での表示例
- 電話アプリでの通話中
- LINEやWhatsAppでの音声通話中
- Siriを呼び出しているとき
- ボイスメモアプリで録音中
- 音声入力(キーボードのマイクボタン)を使用中
オレンジの点が出るアプリの種類と典型的なシチュエーション
音声通話アプリ・録音アプリ・音声認識機能を使うアプリ全般が対象です。カメラアプリでも動画撮影中(映像+音声)であれば緑の点になりますが、音声のみの録音機能を使う場合はオレンジの点が表示されます。
緑の点とオレンジの点が同時に表示されることはあるか
2色が切り替わって表示されるケースと意味の違い
緑の点とオレンジの点が同時に並んで表示されることはありません。ただし、アプリの動作によって切り替わることがあります。
- 緑の点が表示されているとき:カメラが使用中(マイクも同時使用している場合でも緑が表示される)
- オレンジの点に切り替わるとき:カメラが停止してマイクのみが使用中になった瞬間
たとえばビデオ通話中にカメラをオフにすると、緑の点→オレンジの点に切り替わります。この切り替わりを観察することで、アプリがカメラを使っているかマイクのみかを把握できます。
iPhoneの緑の点・オレンジの点の詳しい意味と確認方法も参考にしてください。
緑の点・オレンジの点はどのアプリが原因か確認する方法

コントロールセンターからアクセス中のアプリを確認する手順
コントロールセンターを開いたときに表示されるアプリ情報の見方
インジケータが表示されている状態でコントロールセンターを開くと、どのアプリがカメラ・マイクにアクセスしているかを確認できます。
手順1:画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く(ホームボタン搭載モデルは下から上にスワイプ)
手順2:コントロールセンターの上部にアプリ名と「カメラを使用中」または「マイクを使用中」という表示が出ている
手順3:表示されているアプリ名を確認する
この方法で「今まさにアクセスしているアプリ」をリアルタイムで特定できます。
設定アプリからカメラ・マイクへのアクセス許可一覧を確認する方法
「設定>プライバシーとセキュリティ>カメラ/マイク」の確認手順
現在アクセス許可を与えているすべてのアプリを一覧で確認できます。
手順1:「設定」アプリを開く
手順2:「プライバシーとセキュリティ」をタップ
手順3:「カメラ」をタップして、カメラへのアクセスを許可しているアプリの一覧を確認する
手順4:同様に「マイク」をタップしてマイクへのアクセスを許可しているアプリを確認する
この画面では各アプリのアクセス許可の状態(オン・オフ)を確認・変更できます。
知らないアプリがカメラ・マイクにアクセスしていた場合の対処法
不審なアプリのアクセス許可をオフにする手順
カメラ・マイクへのアクセスを許可した覚えがないアプリや、許可する必要がないと判断したアプリが一覧に表示されている場合は、以下の手順でアクセスをオフにしてください。
手順1:「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」または「マイク」を開く
手順2:アクセスをオフにしたいアプリのトグルをオフにする
手順3:「マイク」でも同様の確認・設定を行う
注意:覚えのないアプリがカメラ・マイクにアクセスしている場合は、そのアプリ自体をアンインストールすることも検討してください。信頼できないアプリからのアクセスはプライバシーリスクになります。
緑の点・オレンジの点を消す・表示させなくする方法

特定のアプリのカメラ・マイクアクセス許可をオフにして非表示にする
設定アプリから個別アプリのアクセス許可を変更する手順
インジケータを表示させなくするには、そのアプリがカメラ・マイクにアクセスできないようにするのが唯一の方法です。
手順1:「設定」アプリを開く
手順2:「プライバシーとセキュリティ」をタップ
手順3:「カメラ」または「マイク」をタップ
手順4:アクセス許可をオフにしたいアプリのトグルをオフにする
または、アプリ個別の設定からも変更できます。
手順1:「設定」アプリを開く
手順2:設定一覧を下にスクロールして対象のアプリをタップ
手順3:「カメラ」「マイク」の項目を確認してオフにする
アクセス許可をオフにするとアプリの機能に影響が出るケースの注意点
カメラ・マイクへのアクセスをオフにすると、そのアプリの関連機能が使えなくなります。
| アプリ | アクセスをオフにした場合の影響 |
|---|---|
| LINE・WhatsApp | ビデオ通話・音声通話が使えなくなる |
| Instagram・TikTok | カメラ機能・動画撮影・ライブ配信ができなくなる |
| Zoom・Teams | ビデオ会議・音声会議ができなくなる |
| Google翻訳 | 音声入力・カメラ翻訳機能が使えなくなる |
必要な機能を持つアプリのカメラ・マイクアクセスをオフにすると、そのアプリが正常に動作しなくなります。オフにする前に影響を確認してから設定を変更してください。
インジケータ自体を完全にオフにすることはできない理由
プライバシー保護機能として意図的に非表示にできない設計の背景
緑の点・オレンジの点のインジケータ自体を非表示にする設定はiOSに存在しません。これはAppleが意図的に設計した仕様です。
インジケータを非表示にできてしまうと、悪意のあるアプリがユーザーに気づかれないままカメラ・マイクにアクセスできてしまいます。プライバシー保護の観点から、このインジケータはアプリやユーザー自身によっても無効化できない設計になっています。
つまり「点を消したい」のであれば、アプリのアクセス許可をオフにすることが唯一の方法です。
iPhoneの緑の点・オレンジの点の詳しい仕組みと対処法も参考にしてください。
緑の点・オレンジの点に関するよくある疑問
Q. アプリを使っていないのに点が表示されるのはなぜ?
バックグラウンドでカメラ・マイクにアクセスするアプリの仕組み
iPhoneのアプリはフォアグラウンド(画面上で操作中)だけでなく、バックグラウンド(画面上に表示していない状態)でも一定の処理を行える仕組みを持っています。
一部のアプリは以下の理由でバックグラウンドでもマイクにアクセスすることがあります。
- 音声通話が接続されたまま他のアプリに切り替えた
- ポッドキャスト・音楽アプリがバックグラウンド再生中
- 音声認識・ウェイクワード検出機能を持つアプリがリスニング中
「使っていないのに表示される」場合は、バックグラウンドで動作しているアプリをコントロールセンターで確認してください。
Q. 緑の点が出ると盗聴・監視されている可能性はある?
インジケータの仕組みとプライバシー保護の観点からの正しい解釈
インジケータが表示されること自体は、必ずしも盗聴・監視を意味しません。正常にカメラ・マイクを使用するアプリを開いているときも同じように表示されます。
ただし、「何も操作していないのにインジケータが出続けている」「覚えのないアプリがアクセスしている」という場合は、不審なアプリがインストールされている可能性があります。コントロールセンターでアクセス中のアプリを確認し、心当たりのないアプリであれば許可をオフにしてアンインストールすることをおすすめします。
インジケータはむしろ「Appleがユーザーを守るために設置した監視の目」です。もし不正なアクセスがあった場合でも、このインジケータがあることで気づけます。
Q. Dynamic Island搭載モデルでの表示はどう変わる?
iPhone 14 Pro以降での点の表示方法とDynamic Islandとの関係
iPhone 14 Pro以降に搭載されたDynamic Islandは、パンチホール型のフロントカメラ周辺を活用したインタラクティブな表示エリアです。
Dynamic Island搭載モデルでは、緑の点・オレンジの点がDynamic Islandの右側内部に表示されます。従来のノッチモデルでは画面右上の独立した小さな点として表示されていましたが、Dynamic Islandモデルではシームレスにデザインに組み込まれています。
表示される意味・役割はまったく同じで、カメラ使用中は緑、マイクのみ使用中はオレンジで表示されます。
Q. Androidスマホにも同様の機能はある?
AndroidのプライバシーインジケータとiOSの違い
AndroidでもAndroid 12(2021年リリース)以降で同様のプライバシーインジケータが導入されました。画面右上に緑の点が表示され、カメラ・マイクのいずれかが使用中であることを示します。
| 項目 | iPhone(iOS 14以降) | Android(Android 12以降) |
|---|---|---|
| カメラ使用中 | 緑の点 | 緑の点 |
| マイク使用中 | オレンジの点 | 緑の点(カメラと同じ色) |
| 色の違い | カメラとマイクで2色 | カメラもマイクも同じ緑 |
Androidはカメラとマイクの区別が色ではなく、通知バーのアイコンで確認する仕様になっているモデルが多いです。iOSの方がカメラとマイクを明確に色で区別している点でより直感的です。
iPhoneのカメラ・マイクインジケータの詳しい解説もあわせてご確認ください。
iPhoneの緑の点・オレンジの点の意味と確認方法の詳しい解説も参考にしてください。
iPhoneのプライバシーを守るためにカメラ・マイク設定を見直す習慣
インストールしたアプリのアクセス許可を定期的に確認する
不要なアプリにカメラ・マイクの許可を与えないための設定管理のコツ
新しいアプリをインストールした際に「カメラへのアクセスを許可しますか?」という確認画面が出ることがあります。この時点で許可してしまうと、後から設定を変更しない限りアクセスが継続されます。
以下のタイミングで定期的にアクセス許可を見直すことをおすすめします。
- 新しいアプリをインストールしたとき
- スマホの買い替え・機種変更後
- 3〜6ヶ月に1回の定期確認
確認手順は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」または「マイク」から一覧で確認できます。「このアプリにカメラは必要か?」と一つひとつ判断してみてください。電卓・天気・ゲームアプリなど、カメラが不要なアプリにアクセス許可が与えられていることがあります。
アクセス許可は「使用中のみ許可」に設定してリスクを最小化する
「常に許可」「使用中のみ」「許可しない」の違いと推奨設定
アプリによってはアクセス許可に段階があります(位置情報などで顕著ですが、マイクでも設定できる場合があります)。
| 設定 | 意味 | 推奨度 |
|---|---|---|
| 常に許可 | バックグラウンドでも常時アクセス可能 | △ 特定の用途以外は不要 |
| 使用中のみ許可 | アプリをアクティブに使っている間のみアクセス可能 | ✅ 多くの場合これで十分 |
| 許可しない | アクセスを完全に禁止する | ✅ 機能が不要な場合 |
基本的には「使用中のみ許可」が最もバランスの取れた設定です。アプリをアクティブに使っている間だけアクセスを許可し、バックグラウンドでのアクセスを防ぐことができます。
「常に許可」が必要なケースは非常に限られています。カメラ・マイクについては「使用中のみ」または「許可しない」の2択で十分です。
iPhoneのプライバシー設定やアプリ管理についての情報は、characterland.jpのトップページから関連記事もあわせてご覧ください。
まとめ:緑の点・オレンジの点はプライバシーを守るためのiPhoneの「目」
iPhoneの緑の点・オレンジの点について整理します。
| インジケータ | 意味 | 主な表示シーン |
|---|---|---|
| 緑の点 | カメラが使用中(マイクも含む場合あり) | ビデオ通話・カメラアプリ・動画撮影 |
| オレンジの点 | マイクのみが使用中 | 音声通話・録音・Siri・音声入力 |
点が表示されたときの確認手順:
- 手順1 – コントロールセンターを開いてどのアプリがアクセスしているか確認する
- 手順2 – 心当たりのあるアプリであれば問題なし
- 手順3 – 覚えのないアプリが表示されている場合は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」でアクセス許可をオフにする
- 手順4 – 不審なアプリはアンインストールを検討する
点を消したい場合:そのアプリのカメラ・マイクアクセス許可をオフにすることが唯一の方法です。インジケータ自体を非表示にする設定はiOSに存在しません。
緑の点・オレンジの点はAppleがユーザーのプライバシーを守るために設置した機能です。「怖い表示」ではなく「安心のサイン」として理解して、定期的なアクセス許可の見直し習慣に役立ててください。
