回復術士のやり直しの評判・評価、口コミ
なろう系ファンタジーの回復術士のやり直しは、2021年1月よりアニメ放送開始の人気小説が原作の作品です。
原作の小説と漫画版はどちらも好調で、注目度と評価の高さからアニメ化に至っています。
電子書籍でも読むことができるので、今から読み始めても十分に間に合うでしょう。
タイトルの通り回復術士の回復魔法に焦点が当てられていて、そこに作品としての個性や特徴が現れているといえます。
評判もやはりアイデアや設定の面白さと、続きが気になる展開に集まっています。
また主人公の気持ちが理解できる、復讐の成り行きを見守りたいといった口コミの声が少なくないです。
過激な描写がやや多い傾向で読み手を選びますが、その分ハマれば楽しむことができる作品です。
なろう系のランキングでは日間から月間までランキング1位を獲得しているので、改めて注目されていることが分かります。
ちなみに累計発行部数は170万部を突破していますから、人気の高さと評判について疑う余地はないでしょう。
読み手を選ぶので評価は分かれるところですが、作品の癖を含めても許容されている点が見られます。
1巻から既に一定以上の評価を得ていますが、2巻3巻と続いても評判は落ちていないので、やはり安定した人気を誇っているといえるでしょう。
世界観が特殊なので、そこをすんなりと理解して受け入れられるかどうかが、作品を楽しむ上での条件になるものと思われます。
いずれにしても、主人公が捻くれていて時折おかしな発想が飛び出しますから、意外性という意味でも要注目です。
玉石混交の作品の中で良くも悪くも注目を集めているので、話題の作品を読まないのは単純に勿体ないです。
幸いなことに電子書籍の漫画版なら読む場所を選びませんし、ひと目を気にせずに読めるのでおすすめできます。
回復術士のやり直しのあらすじ
裕福ではないながらも穏やかに過ごしていた少年のケヤルが勇者に憧れるところから、電子コミック回復術士のやり直しのあらすじは始まります。
ジオラル王国の第一王女で術の勇者フレア・アールグランデ・ジオラルに、癒の勇者だと教えられたケヤルは勇者の1人として旅立つことを決めます。
村の人達に応援され憧れの勇者として旅立ちましたが、旅は憧れとは程遠い地獄でした。
それは悪夢と言っても過言ではない日々で、回復専門の道具のような扱いという惨憺たるものです。
ケヤルの回復魔法には、対象者の痛みや恐怖を引き受けなければいけない欠点がありました。
この為、ケヤルは逃げ出したくなる目に遭いますが、フレアから虐待同然の仕打ちを受け廃人同然になってしまいます。
フレアは一見すると清楚ですが、実は残虐非道な上に加虐趣味を持つ最悪な性格です。
しかも支配欲にまみれ、ケヤルを自らの道具とすべく薬漬けにします。
剣の勇者ブレイドからは嫉妬により鬱憤晴らしの暴力を受け、変質者の砲の勇者ブレットからは性欲のはけ口にされてしまいます。
その結果ケヤルは身も心も傷つきますが、魔王イヴ・リース討伐の決戦の際に反逆という形で復讐に打って出ます。
ケヤルは薬漬けによって薬物耐性のスキルを獲得、これにより正気を取り戻していました。
つまり廃人は演技で、賢者の石を手に入れる為にフレア達を騙していたわけです。
ブレイドやブレットは負傷しているにも関わらず見捨てられ、魔族になぶり殺しにされてしまいます。
そして過酷な回復の経験を通して、ケヤルは勇者達の経験を含めて超人的な身体能力まで獲得しているのでした。
ケヤルは自らの手で魔王を倒すことに成功しますが、フレアの賢者の石を使った世界征服の真意に気づき引き渡しの要求を拒みます。
回復の本質を知り賢者の石も手に入れたケヤルは、時間逆行で4年前に戻り復讐の旅を始めることになります。
回復術士のやり直しの主要人物紹介
主人公のケヤルは癒の勇者で、回復術士のクラスで冒険を始めることになります。
回復要員の為に武器はなく、薬漬けにされたり暴力を振るわれるなど散々な目に遭います。
魔王との決戦を控え、賢者の石を手に入れたところから立場が大きく変わります。
元々は大きな村でリンゴ農園を営む少年で、両親を亡くしていながらも純粋で心優しい人物でした。
ところが勇者一行によるひどい扱いを受けて、すっかり元の人格が分からなくなるほど豹変してしまいます。
フレア・アールグランデ・ジオラルはジオラル王国第一王女で、術の勇者でもある魔術師です。
桃色の髪と瞳が特徴で、一見すると母性を感じさせる優しい美少女ですが、本当の性格はあらゆるものを見下すサディストです。
勇者の力で4属性を扱い、人間の限界といわれる魔術をも行使できますが、他の勇者の誕生や居場所に気づきケヤルの能力を見出したのも術の勇者の能力によるものです。
剣の勇者ブレイドは金髪碧眼で引き締まった体を持つ派手好きですが、実は男装の麗人でフレアに特別な思いを寄せています。
男に対しては常軌を逸した暴力を振るうサディストで、ケヤルに対し一方的な嫉妬で鬱憤晴らしをします。
フレア以外にも気になる女性がいれば食い散らかしており、後にケヤルの復讐で凄惨な最後を迎えることになります。
砲の勇者ブレットは、スキンヘッドに髭面という筋肉隆々の大男で、少年趣味なことからケヤルに一目惚れします。
歪んだ支配欲と性欲のはけ口にしたことでケヤルから復讐対象にされますが、思慮深さの点においては師と認められます。
普段は神父として身寄りのない少年達の面倒を見ていますが、裏では性欲のはけ口として洗脳している最悪な人物です。