酒と恋には酔って然るべきの評判・評価、口コミ
ラブストーリーとして高い評価を得ていますが、従来の漫画とはかなり異なる点が多くあります。
女性受けしやすい設定は、少し現実から離れた恋愛を主軸とするものですが、こちらはかなり現実的な構成になっています。
いわゆるオフィスラブですが、本当にあってもおかしくない展開が、20代以降の女性を中心に口コミで評判が良いです。
働いて経済的に余裕のあるOLが、電子書籍で一気に読むようなケースが多くなっています。
もちろんこれから社会に出る女子にも人気があり、今後の恋愛の参考にするケースも少なくありません。
登場人物がひたすら恋愛モードに入っているわけではなく、自分の置かれている状況を見つめ直すシーンがよくあることもリアリティがあります。
夢見がちな女性であっても、社会人になると恋愛一辺倒になっているわけにはいきません。
そのような視点も共感を招く大きな要因になっているのです。
また、男性を2つの側面から見やすいことにも共感を示す情勢が多くいます。
たとえば人あたりの良い男性が出てきますが、それによるデメリットなども描写されており、結婚する相手としての問題点もよく分かるでしょう。
自分に置き換えるような感覚で読んでいると、時間を忘れて最後までのめり込んでしまいます。
決して王道のラブストーリーではありませんが、自覚のないうちに主人公を応援するような気持ちになりやすいです。
さらに、タイトルにあるように酒も重要なファクターの一つです。
お酒について詳しくなりますし、読後に飲みたい気分になることも多いでしょう。
その他に評判の良い点として、女性同士の会話の面白さが挙げられます。軽快に描かれているので、隣で聞いているようなテンポの良さです。
是非、この作品をいつでもスマホなどで好きな時に気軽に読める電子書籍で読んでみてください。
酒と恋には酔って然るべきのあらすじ
あらすじは比較的シンプルであり、気軽に電子コミックで恋愛ものを読みたい人にうってつけです。
基本的には日本酒がキーポイントとなり、恋愛がさまざまな方向に展開していく話です。
主人公はいわゆる結婚適齢期に突入している松子という女性です。
何よりもお酒が好きで、仕事のストレスもすべてアルコールで発散するような勢いで飲んでいます。とにかく日本酒が大好物であり、男性のいない生活に慣れ切っていました。
しかし、決して恋をしたくないわけではありません。
単身は気軽だと感じているけれど、やはり寂しさがこみあげてくることも多く、恋愛をしたいという願望を持っています。
そのような主人公が年下の男性と繰り広げる恋愛模様がこの漫画の主軸です。
その年下の男性はとてもクールであり、松子にとっては恋愛の対象外に思えるような存在でした。
しかし、2人で飲む機会があり、その際に彼の可愛らしさに気付いてしまいます。
それから酒と恋の両方に酔っていくことになるのです。
恋の予感を感じ取った松子はテンションが上がりまくります。
年齢的にこの好機を逃すわけにはいきません。そう考えているので必死に頑張るのですが、なかなか成功しない展開が続いていきます。
決して悲観的な話ではありませんが、笑ってしまうような苦労を経験することが少なくありません。
たとえば大人の女性としての貫禄を見せようとして、空振りしてしまうケースがよくあります。
クールな彼は当然それを冷めた目で見ていますが、次第に変化が現れてくる様子が見逃せません。
一方、彼は思わせぶりな行動を取ることが多いという特徴があります。そのため、松子の恋愛は一筋縄ではいかず、翻弄されることが頻繁にあります。
酒と恋には酔って然るべきの主要人物紹介
主人公の「藤井松子」は32歳の独身女性で、彼氏がいない暮らしを3年続けています。
結婚や出産をする友達が増えてきて、以前よりも付き合いが減っているのが実情です。
それを機に自宅で飲酒する癖がついてしまい、ワンカップによる晩酌を日常の楽しみにしています。
ワンカップの保管量は見た人は驚いてしまうほどです。
ただし単なるアルコール好きではなく、日本酒に精通しているうえに料理の腕もかなりのものです。酒の肴を作ることにかけては上級者といえます。
オフィスでは中堅社員で若手から見ると姉のような存在です。
そういう立場も関係して性格は乙女からかけ離れていますが、恋愛への憧れは乙女といって良いレベルです。
「今泉」は松子のターゲットになっている年下の青年で、オフィスでの立場は後輩にあたります。
静かな性格であり、基本的に飲み会には参加しないスタンスです。
とはいえ、お酒が嫌いなわけではなく、酔ったときは上機嫌になります。普段のクールな様子とは大違いなので、そのギャップにときめいてしまう女性も珍しくありません。
普段は無意識に相手に暴言を吐いたりするなど、失礼な態度が多いので好青年とは言い難い面もあります。
しかし悪気が全くlないので、あまり恨まれるような事態になりません。
生意気という認識を持たれていますが、周囲から距離を置かれることもなく、不便なく会社生活を送っています。
また、松子の友人である「白石」の存在もこの物語の良いエッセンスといえます。
同じ会社に勤務しており、ルックスだけでなく性格もかなりクールです。
松子とは社内の休憩場所でよく井戸端会議をしています。物事を冷静に見られるので、浮ついている松子に厳しい一言を述べることも少なくありません。